dayslater’s diary

洋書絵本の紹介およびレビューをしています

中世の騎士ごっこ King Jack and the Dragon

 

King Jack and the Dragon Book and CD

King Jack and the Dragon Book and CD

 



Peter Bently(著)/ Helen Oxenbury(絵)

Dial Books

主人公のジャック、ジャックの友だちのザック、ジャックの弟キャスパーが王様や騎士になりきり龍を退治するという空想アドベンチャー。イギリスやアメリカの子どもはこうやって中世の騎士ごっこをするのですね。なるほど。

We’re going on a bear huntの優しいイラストが最後の心温まるするラストにピッタリ。私は表紙の緑のドラゴンの絵も気に入ってます。出てくる単語は昔の城や戦いに関するものが多いです。文章も少し難しめなので3歳以上がおすすめかな、と個人的な印象。もちろんイラストだけなら幾つからでもオッケーだと思います。

den 隠れ家

fort とりで、城砦

throne 王座

drawbridge (昔の城の堀の)つり上げ橋

stronghold とりで、要塞、本拠

こういう単語って日本の中学、高校じゃまず習わないですよね。でも向こうの子どもは幼い時にこういう単語を覚えるんだよなぁ、と感慨深いです。それはどこの子どももそうなんですけどね。

 

あとこの本に限らず他の洋書絵本によく出てくる単語でこのようなものもあります。

quiver (小刻みに)揺れる、震える

shiver (恐怖・寒さで)震える、おののく

scamper 跳ね回る、ふざけ回る

skitter-scurry 小動物がすばやく動くという意味の単語が2つ並んでいます

brrup ゲロゲロ(カエルの鳴き声)

raaahhh ワー!(威嚇するときのかけ声)

 

洋書絵本を読むと擬音語擬態語が沢山出てきて初めは日本語と全然違う、と違和感を覚えるのですが3年ほど読み聞かせを続けたら多少慣れてきました。 brrup、raahhhあたりは日本語とそこまで大差ありませんが。

上述した通り年齢的には3歳以上がオススメ。